あたしは幼稚園生の頃、桜の木のある公園の近くに住んでいた。そこでよく友達と遊んでいたのだが、ある日、その公園の桜の木に、丸太が立て掛けてあった。それは丁度、木で出来た滑り台のようだった。新しい遊具を見つけたあたしたちは、早速その丸太の滑り台で遊び始めた。さすがにお尻で滑る事は不可能なので、靴の裏で(つまり、う○こ座りのようにしゃがんだ状態)滑っていたのだ。公園内では5つ年上のたつみ君達が野球をしていた。
何度か滑っていたその時、ビリリという嫌な音がした途端、あたしは宙に浮いていた。あたしの可愛い綿のスカートが、丸太の滑り台のささくれに引っ掛かってしまったのだ。あたしはスカートが引っ掛かり、宙吊りになったまま、…前面プリントのパンツ丸見えのまま、その公園の見世物となっていた。
5つ年上のたつみ君達は笑って見ていた。もちろん幼い友達もオロオロするばかりで助けてはくれない。
誰かが叫んだ。
「パンツ先生やー」
公園内は爆笑に包まれた。あたしは自分の姿を恥じた。穴があったら入りたいとはまさにこの事である。
それから自力で着地したあたしは真っ赤になりながら家路に着いた。
その後暫くの間、「パンツ先生」と呼ばれていたのは言うまでもない。…何が「先生」だよ、ばーか(笑)。
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