hina真面目なお話 その1 胃痛

 ここ2年程、あたしの胃は不調だった。少し食べただけでも胃が膨張し、痛むのだ。それは主に仕事に対するストレスが原因で、つまりあたしの身体は物言わずあたしに限界を訴えていたことになる。
お馬鹿なあたしは、当時甘いものが大好きでだった。胃が弱っているにも関わらず、食前か食後、または職場でおやつとして一日一度は必ず口にしていた。どうしても甘いものが食べたい時には夕食を抜いてまで食べていたほどだ。その間、ダイエットにいそしんでいた時期もあったのだが、ダイエット中でも食べた。甘いものを食べるという行為は、あたしにとってはストレス発散に繋がっていたのだ。
 甘いものは、お通じにもよくないと聞く。あたしはあたしの身体を不健康極まりないものにあたし自身で改造していたのだ。…それも自分で分かってはいた。が、好きなものは好きで、ストレスも溜まるものは溜まるもの。甘いものをたくさん食べては自己嫌悪で、更にストレスを溜めたりもして、あたしは悪循環な日々を送っていた。
 そんな時、新しいダイエット方を見つけた。それは、「和田式」というもので、食事は一日二食、さらに炭水化物・甘いものは一切口にしないという、三ヶ月の期間限定ダイエットだった。あたしは何が何でも痩せたいと思っていて、その上甘いものをどうにか止める手立てはないものかと思案していたので、本当は胃の調子が良くなってから始めたかったのだが、少々勇み足で始めることにした。
始めてみると、正直最初は口寂しかったが、「何が何でも痩せてやる」というヤル気だけで何とか乗り切り、今では甘いものが欲しいと思わなくなった。ダイエット開始から3週間、あたしは「甘いもの中毒」から見事脱出したのだ。それに、気が付くとあの胃痛も治まっていた。暫く飲んでいた胃薬の効果が現れただけかもしれないが、『ストレス→食べる→胃痛』という嫌な流れが止まったことは明白だった。あたしは心の底から喜んだ。健康の素晴らしさを実感し、健康に感謝した。それは、あのインフル事件以来であった(「病弱なオトコ」参照)。
 今でも、仕事のストレスから胃が痛くなることもある。しかしあたしはもう食べたりしない。当時は母もかなり心配していたようだし、それにあの時のあたしは明らかに「ブス」だった。見た目や性格云々ではなく、存在自体がブスだったと思う。
もう、あたしは逃げない。「甘いもの中毒」を克服したあたしに、怖いものなどないはずだ(と信じたい)。